幼児教育メソッド 1
おもちゃを作るにあたり、幼児教育メソッドを学ぶことはとても重要だと考えています。
子どもの発達に合ったおもちゃであり、様々な幼児教育のいいとこ取りをしたおもちゃであれば、きっと世の中に必要とされるおもちゃになるであろうと信じています。
あれもこれも取り入れてごちゃごちゃしたおもちゃにしたい訳ではありません。
それぞれのエッセンスをちりばめた、シンプルで美しいおもちゃが理想です。
私は工学を専攻してきたため、幼児教育については全くといっていいほど知識がありません。勉強のため、本を読む事にしました。
世界の4大幼児教育メソッドには
・フレーベル教育
・フレネ教育
なるものがあるそうです。
まずは、電子図書館で借りられた、モンテッソーリ教育についての本を読み始めたので、このブログに綴っていきます。
読んだ本はこの本
「わが家を最高の「モンテッソーリ園」にする61のメソッド」
著 キアラ・ピローディ
著者はモンテッソーリの本場、イタリアの方です。
イタリアといえば一度行ったことがありますが、あのなんとも言えない楽しそうにマイペースで仕事する感じがとても羨ましく感じる国でした。数年で良いので、暮らしてみたいものです。
モンテッソーリ教育を構築した、マリア・モンテッソーリさんは、「子どもには自由が必要だ」と固く信じていたそうです。
自由は生まれ持った創造力を伸ばすのに欠かせない。そして、自由から生まれる責任が規律をもたらせると。
自由から生まれる責任が規律をもたらす
この表現を読んで、過去を思い出しました。
私の高校時代に遡りますが、通っていた高校は、制服がなければ校則もなく、かなり自由な校風でした。その分、生徒一人一人の自主性の裁量に任せられるため、自律できた人の方が、大学受験にも成功していたように思います。
当時の友人との話のなかで印象的な言葉がありました。
「高校時代に自由の怖さを知った」
自由を与えられるだけで、自律できなければ堕落していきます。御多分に洩れず、私もそうでした。
その友人は高校2年時にそれに気づき、そこから急成長を遂げました。
今では宇宙開発に携わり、フライトディレクターとして宇宙飛行士に指示を送る、立派な人になっています。
(私の最も尊敬する友人です。高1の時は大差なかったのにと思ってしまう、ちっぽけな自分がいます)
自由から生まれる責任とは、何でも自由にしていいわけではないが、その境界線を引くためにも、自由に過ごすことであえて境界線を飛び出すことが必要なのだろうと感じました。
そして境界線などない創造力については、無限大に伸ばせることになるのだろうと思います。
境界線を引くためには、親の関わり方も重要です。創造力を抑制することなく、しかし境界線を理解してもらうような、そんな接し方を目指したいと思います。
長くなってしまったので、続きはまた次回…